洗浄後のリンスの話 2
前回からの続きです。リンスというと剥離剤を使った後なんかはクエン酸でリンスする人なんかもいますが、酸でリンスするのは実はあまりにリスクが高く、クエン酸でリンスした後にもう一度水でリンスする必要があることを知る人は少ないものです。
海外のシステムだとリンゴ酸などが使用されますが、いわゆるphを1下げるには10倍に薄めないといけない、2下げるには100倍薄めないといけないから酸が必要なんだという話が出ます。
確かに床に汚水がある状態で中和するのならそれが正解ですが、汚水回収をしたあとの床でリンスを行いますから、1㎡あたり200ccくらいあった汚水をしっかり回収し、表面に薄っすら残った汚水をリンスするので、しっかり回収していれば1㎡でも2cc未満です。
だからこそテナントの洗浄機を使いますし、その洗浄機のバキュームホースを交換して効率をあげたり、バッテリーをより高出力のものに交換するのです。
200ccが2ccになり、そこに200cc/㎡の水を塗って同じようにしっかり回収すれば1/100になっていますからphは2下がりますね。
これは汚水をph計で測ってもそうなります。
それを2回行えば合計で4下がります。
そもそもphが下がれば中和完了という話ではないのです。
それ以外のものが回収できているかという話なのですから。
油汚れがあった場合に落とした油汚れは確実に回収できているでしょうか?
先に洗浄機を押して予備洗浄して油汚れを概ね落として、洗浄液を塗るときに油汚れが少なければ残留率も下げることができるのです。
とはいえ、これは薄めるという概念が強い話です。
薄めなくても物理的に取ってやればどうだという考え方もあります。
多機能還元水と+まないのきよみず+ナノバブル水の組み合わせは非常に汚れが溶け込みやすい性質を持ち、ただの水道水と比べて回収率が異なります。
汚水回収したリンス前に洗浄機にこの組み合わせの1000倍希釈液を入れてパッドを綺麗なものに変えて2回程度1パスして洗浄・回収を行います。
水の出る量や反応時間の関係で100%リンス作業とはいきませんが、それでも確実に回収はできています。
概ねそれでリンスしておいて同じ洗浄液をその後にたっぷりと塗って洗浄・回収することで、洗浄機の当たらなかった部分まで慣らしても全体の回収率を上げることができます。
次回へ続きます。
2026年09月10日 00:00